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家づくりの進め方、よくあるトラブルと解決策

  • okubosouken
  • 2024年7月3日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年7月16日

こんにちは、釧路で住宅建築・リフォームを手掛ける大久保創建 代表の大久保猛です。

ハウスメーカーで20年以上、約2,000件の住まいづくりをお手伝いしてきた経験から、いい家づくりについてのノウハウをお伝えしていきます。


家づくりの過程で不満を持つ人が多い


一生に一度の家づくり、みなさん理想の住まいを実現したいと誰もが思っています。しかし、進め方によってはせっかくの家づくりが、夢を叶えるどころか、夢をあきらめるような気分でススメなければならなくなってしまい、不満が残る家になってしまったり、最悪の場合、一度はじめた家づくりを辞めざるを得なくなってしまうケースもあります。


これまで多くの方の住まいづくりをお手伝いしてきて、そのトラブルの原因は「進め方」にあると思っています。そこで今回は家づくりのベストな進め方をお伝えします。


「プランづくり」を先に始めるのはNG!


家づくりのダンドリとして紹介されている一般的な進め方は以下のようなケースが多いのではないでしょうか。


■一般的な家づくりの進め方

  • 建築会社に問合せ

  • 住まいの希望などをヒアリング

  • プラン案の提示・打合せ

  • 修正プラン案の提示

  • 見積り

  • ローン審査

  • 着工

  • 途中確認

  • 竣工


一見、希望を聞いてそれを基にプランをつくるこの進め方は、希望を叶えられる理想的な進め方のように見えます。しかし、実はこの進め方は多くの場合、不満が残るケースが多いです。


というのも、この進め方だと大抵の場合、最初のプランは「予算オーバー」になるケースが多いからです。希望を盛り込んだベストなプランがでてくると、気持ちが一気に高まります。予算に限度がなければそのまま進められますが、そんな方はごく一部。いざ見積もりを出して、ローンを組んだ場合の毎月返済額を算出してみると、予算オーバーとなる場合がほとんどです。


そうなると、プランの変更をしなければなりませんが、コストダウン、つまり希望通りだったプランから、「何をあきらめるか」を決めていく、辛い作業になってしまいます。


もともとは理想を叶えられるプランだったのが、最終的にはそこから離れた妥協したプランになってしまう。これでは楽しいはずの家づくりも、テンションが下がってしまいますよね。これがトラブルだったり、家づくりに失敗したような気持ちになってしまう最大の理由です。


知り合いの大工さんも、最初は家づくりの希望を叶えたいと、依頼者のニーズをお聞きし、それをしっかり盛り込んだプランを作りました。依頼者はそれを見て大喜び。家づくりはうまくいくと思われました。しかし、見積もりを出してみると、予算から1000万円もオーバーすることがわかりました。そこで、仕様や設備を削る提案をしたのですが、依頼者の顔は段々と曇りはじめ、最終的には泣き出すほどのトラブルになってしまいました。


正しいダンドリは、まず「予算」を決めること


一方で、私が家づくりのご相談を受ける際、まず行うのは「理想の暮らし方」を聞いたうえで、同時に「予算」を決めること。以下のようなダンドリで進めます。


■理想の家づくりのダンドリ

  • 問合せ

  • 住まいの希望などをヒアリング

  • 毎月支払える住居費の確認・予算額のすり合わせ

  • 住まいのサイズとプラン案を提示

  • 打合せ

  • 修正プラン案の提示

  • 見積り

  • ローン審査

  • 着工

  • 途中確認

  • 竣工


ここで重要なのが、最初に予算額を決めて、それに合わせた家の大きさや仕様で、希望の暮らしを叶えられるプランをつくること。こうすることで予算に合ったプランをご提案できるので、その後のプラン変更は、たとえばどうしてもこだわりたい仕様・設備への変更や、不要なものの削除など、希望を損なわない上での調整ができるようになります。


ただし、家づくりの際にこのようなダンドリで進めてくれる工務店やハウスメーカーは決して多くはありません。そこで、家づくりを相談する際のおすすめとしては、住まいの希望を伝える際に、「毎月支払える住居費」または「住まいの予算」を、ご依頼者さまからお伝えすることです。


私ども大久保創建では、住まいづくりの進め方・ダンドリのご説明と、お住まいへのご希望に加えて予算感もお伺いすることで、予算内で希望を叶える住まいのご提案をいたします。


家づくりの進め方が不安な方や、工務店やハウスメーカーに相談したら予算オーバーで住まいづくりを諦めかけている方、まずは住まいづくりの進め方のご相談だけでもかまいませんので、お気軽にお問い合わせください。



 
 
 

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